トヨタ生産方式ではムダの定義付けとして「7つのムダ」を定めています。
これは物流にもそのまま当てはまりますので、チェックしておくことが肝要です。その7つのムダとは以下の7つを指します。
1.つくりすぎのムダ
2.手待ちのムダ
3.運搬のムダ
4.加工そのもののムダ
5.在庫のムダ
6.動作のムダ
7.不良をつくるムダ
個々のムダを物流にあてはめた時の事例につきましては今後解説していきますが、概略をご説明します。
この7つのムダの内、最悪のムダと言われているのが「つくりすぎのムダ」です。今必要でないものをつくることによって会社のキャッシュを眠らせてしまうと同時に、在庫を発生させ、余分な場所や容器、運搬や管理などを生んでしまうのです。
物流工程でも不必要なものの運搬や梱包、調達 などがこの「つくりすぎ」に該当します。
一方で「手待ちのムダ」は最良のムダと言われています。それは何故でしょうか?その理由は、手待ちは「そこに問題がある」ということを発信してくれるからなのです。
手待ちがあればその裏に「材料切れ」や「仕事が無いこと」、「設備故障」や「作業の順番待ち」などがあることに気がつくのです。
物流工程ではトラックの荷降ろし時の待ちやピッキング場での製品補給待ち などでこの「手待ちのムダ」が発生しています。
物流の担当者は常にこの「7つのムダ」の視点で物流現場を観察し、改善の糸口を探ることが必要になります。
この「7つのムダ」には覚え方がありますので、それを紹介しておきます。それは・・・
『つくって(手)運搬、家(加)財(在)と(動)不良』
いかがでしょうか。語呂あわせですが、これで7つを順番通りに言えるようになります。
更に詳しくは・・・ http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51749910.html
http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51749911.html
http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51749912.html
http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51753320.html
http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51753324.html
http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51753325.html
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