物流用語解説集では「積載率(積載効率)」について次のように定義しています。
『積載効率とは、許容積載量に対して、実際に積載する貨物の割合のこと。
重量、内容積、面積がその基準となる。』
では実際に日々の物流効率を測定する時にどうやって計算をするのでしょうか。上記の定義ではトラックの内容積53m3に対して「貨物の容積の総和」、積載可能重要10トンに対して「貨物の重量の総和」などが積載率を示すことになります。
しかし現実的にはこの方法では容積基準の場合、「見かけの積載率」しか求めることができません。そこでこれを「真の積載率」に修正する必要性が出て来ます。
「真の積載率」に修正するためには、箱の容積に「容器内充填率」を乗じることによって求めます。
「真の積載率」算出に使う貨物の容積=貨物の箱容積×容器内充填率
もし箱容積が1m3で、容器内充填率が60%であれば、0.6m3が「真の積載率」を算出するための貨物の容積ということになります。
では容器内充填率はどのようにして求めるのでしょうか。
それは箱の容積に占める箱に入れた状態での製品容積(XYZ寸法ベース)の総和ということになります。もし紙コップが製品だとすれば、形状から非常に充填率がよくなることになります。
一方突起がいくつもあるような製品は充填率は向上しづらいことになります。そこで実際に「真の積載率」を向上させるために製品設計時に形状や工順を考慮している会社も存在します。
また積載率を評価する場合には、「重量的に何%」であり「容積的に何%」であることを同時に把握して行います。この2つの指標がともに100%に近づけるように改善していくことが求められるのです。
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