トラックはその保有する能力目いっぱいに積載して走らせたいものですね。この時によく話題に上るものとしてトラック積載率という言葉があります。
このトラック積載率、言葉から概ね推測できると思いますが、トラックの荷台スペースにどれくらいの荷物が積まれているかを示す指標のことです。
大体感覚的なものとして、80%積まれているとか、50%程度しか積まれていないといった会話になります。
この感覚的な数字を「見かけの積載率」と言います。要は荷台をぱっと見た時にどれくらい積まれているか、まさに感覚で判断した数値です。
この「見かけの積載率」のもう一つの特徴として、判断する人がそのトラックに「パッケージ(梱包貨物)」がどれだけ積まれているかを判断しているにすぎない、ということが挙げられます。
本当はこのパッケージの中がどれくらい効率よく詰み込まれているかを見なければ本当のトラック能力を活かしているか否かはわかりません。つまり荷姿効率を見てトラック積載率は判断しなければならないということです。
極論すれば、1m四方の箱に本が一冊しか入っていなくても、1m3分は積載されている、つまりその分よい積載率になっていると判断されてしまうのが「見かけの積載率」の弱点です。
荷姿効率、つまりパッケージの中の充填率を考慮した積載率で判断しないと本当の輸送効率化にはつながらないのです。
これが「真の積載率」の考え方です。見かけの積載率に荷姿充填率を乗じて「真の積載率」であれば何%になるか、一度試してみてはいかがでしょうか。
さらに詳しくは・・・ http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51366056.html