トラックは365日、24時間稼働できることが理想です。しかし法定点検や車検などどうしても止めなければできない案件があります。
これらはやむを得ないとしても、それ以外の時間はトラックを購入した会社の使い方次第だということになります。
稼働していると言っても、荷を積まずに走行している「回送時間」は付加価値を生まないので無くしていくことが求められます。
トラックの効率を高めるには、トラックの稼働状況を的確に把握していく必要があります。たとえば以下のように時間を分解して考えてみましょう。
直接時間 = 荷を積んで走行している時間。所謂付加価値を生み出す時間。
付随時間 = 直接時間に付随して発生する時間。積み込み・荷降ろし等直接付加価値は生まないが必要な時間、車両整備や給油などのために稼動できない時間。
ロス時間 = 直接時間、付随時間以外のすべての時間。待機や故障などのために稼動できない時間。仕事がないことによる非稼働時間。
まずは直接時間を増やす工夫を行います。同時に付随時間の短縮化、ロス時間の削減です。
日々点検を怠らず、安全運転に心がければロス時間を減らしていくことは十分に可能です。
付随時間でも整備工場で作業待ちで1日寝てしまうようなことはあってはなりません。極力ムダの無い作業を行ってもらえる工場に発注します。
荷積み荷降ろし時間はどうでしょうか。10トン車満載状態でも30分もあれば荷降ろしはできるはずです。それを阻害している要因は何でしょうか。現場で確認する必要がありそうです。
トラックの効率は物流会社だけの活動では向上できない部分があります。ぜひ荷主も自社内でトラックが滞留していないかを気をつけて見てみましょう。そして滞留があればその要因をつぶしましょう。物流コストの還元という形で自分たちにも返ってきますので。
更に詳しくは・・・ http://blog.livedoor.jp/gz0210/archives/51690146.html