物流管理監督者であれば平凡な記録ではなく、日本記録いや世界記録を狙うくらいの心構えが必要ではないでしょうか。
自分の管理下の業務についてただ淡々を同じことを繰り返しているだけでは平凡な記録、いやそれもおぼつかないかもしれません。
繰り返しになりますが「今やっている業務は最低水準」だと思った方が良いと思います。本当にそうかもしれませんし、比較してみれば平均レベルかもしれません。
最高レベルだと思っていたとしても世界を見渡せば上には上がいるものです。
オリンピックを例に挙げるとわかりやすいかもしれません。日本で敵なしと言われるような記録を持った選手でさえ決勝トーナメントに進めないケースの方が多いでしょう。
私たちの仕事も全く同じなのです。余程長年に亘り改善を続けてきた会社で無い限り、グローバル企業と伍して戦うことは不可能です。
一部の製造業のようにその会社が世界のお手本となるような改善のスペシャリストであればまだしも、日本の物流のレベルでは世界と戦うことはなかなか厳しいものがあるのです。
そこで物流業務ではより一層の改善が必要です。毎日毎日繰り返し繰り返し改善を続け、10年くらいたった時にようやく「おやっ?」と顧客が感じてくれるレベルになるのではないでしょうか。
とにもかくにも外を見て、よいとこどりを繰り返し、積極的に現状を変えるようにチャレンジを続けることです。
物流監督者が改善力を高めるためには製造業を見ることをお勧めします。改善手法も管理手法も物流の数段上を行っていますので、それを物流職場に合うようにアレンジしながら取り込んでいくのです。
まずは「まねる」、「パクる」を心がけましょう。
そして自職場の部下たちにはどんどん改善提案を出してもらうようにします。これもちりも積もれば山になる状況となること請け合いです。
物流同業他社の現場を見て安心しないこと、改善が進んでいる業界を見て真似するように心がけること、最低でも物流においては日本記録保持者のレベルに早目にレベルアップすること、これらを日々の改善の積み上げで達成していただきたいと思います。
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