前回お話しました倉庫管理者の方からはこのようなことも言われました。「ぜひ倉庫内物流の効率について科学的に見てみたい。」
このためにIE知識を学び、自ら倉庫の作業実態を数値化し、それに基づいた改善を実施しようと考えているのです。
ここまで意識を持って物流を科学的に分析しようという倉庫責任者の方は少ないと思います。しかし、間違いなくこの倉庫は近い将来にビジネスを拡大することができるでしょう。
この根源にあるのが積極的に学ぶ姿勢です。そしてその先にあるものはビジネスの拡大です。
話は変わりますが、最近QCの雑誌を見ると製造業以外の業種での取り組みが目立ちます。小売業や病院などのサービス業が改善手法としてQCに取り組んでいるのです。
では我々物流業は、というとやや遅れが目立っています。社員に学びの場を与えていく姿勢が必要なのですが、まだその余裕がないという会社も多いからではないかと思います。
しかし、国内産業は今後少子高齢化を背景に縮小していきます。輸出も現地生産の拡大で縮んでいきます。となると今までの物流のキャパシティは不要になることが考えられ、生き残りの競争が激化することは明白でしょう。
そこで将来のビジネスの種を撒くためには学びが欠かせないのです。今やっておかなければ将来取り返しがつかなくなることも考えられます。
まず身近なところで「在庫のメカニズム」、「生産管理」などを学んでいったらいかがでしょうか。これは結構普遍的な知識ですからいろいろな業種に応用がききます。
その上で「IE」や「改善ノウハウ」を学び、物流業務を科学的に分析・判断できるようにしていったらよいと思います。
いずれにしましても「学び」がなければその先に「衰退」が控えています。ぜひ積極的に学ぶ姿勢を持っていきましょう。
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/
工場管理 好評連載中! 6月号「これだけ持って行けば万全!海外工場支援者のための『物流指導7つ道具』 第7回 道具5 物流評価シート(上)」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
Logistics Trend 好評連載中! 5・6月号「物流のiPS細胞を探せ!!製造SCM進化論 第6回工場内部の物流改善(上)」
http://www.logistics-trend.com
初回講座でいきなり合格率93%をたたき出したスーパー講座!「物流現場リーダー育成講座2013 」
http://www.youtube.com/watch?v=afH_EwY8qfI