私たちは実は普段の生活の中で多くの物流活動を行っているのです。少し例を挙げて見ていきましょう。
スーパーに買い物に行くことを考えてみましょう。スーパーの棚から必要なものを取ってカートに入れますが、これは物流行為であるピッキング作業に当たります。
そしてレジで精算した後家まで持ち帰りますが、これは調達物流と同じことです。自分で持ち帰る場合が「引き取り方式」による調達物流で、宅配を依頼した場合には「お届け方式」による調達物流です。
家に帰ると買ってきたものをどこかにしまいます。例えば要冷食品であれば冷蔵庫に入れますよね。これが入庫作業にあたります。
それを使う瞬間までは冷蔵庫に入ったままですが、これを物流用語では保管と言います。
いよいよ使う時が訪れました。冷蔵庫から取り出します。これは物流行為では出庫と呼びます。そして容器から取り出しますが、これを開梱と呼びます。
容器から取り出されたものが包丁で切られたり、フライパンで焼かれたりします。これを物流では流通加工と言います。
できあがった料理は食卓へと運ばれてテーブルの上に並べられます。物流では完成品を運んでいくことを販売物流と呼びます。
今ではほとんど見かけなくなりましたが、空き瓶などを店に返却することがよくありましたが、これを物流用語では回収物流と呼びます。
いかがでしょうか。このように私たちは普段の生活の中で物流行為を繰り返していることがおわかりいただけたかと思います。
しかも知らず知らずのうちにこれらの行為を効率的に行うよう工夫していると思います。所謂物流改善ですね。
こういった視点で見てみると、私たちの生活には物流は切り離せないものであることが改めて認識できると思います。
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