一般的に物流はあまり注目されていない業種ではないかと思います。一般消費者に物流について質問したとしても、せいぜい宅配業者とか引越業者といったところしか思い浮かばないのではないでしょうか。
このように残念ながら注目度が低い物流ではありませんが、社会の血管として無くてはならないものであることに変わりはありません。
私たちが今いるところから周りを見渡してみましょう。パソコン、ノート、書籍、時計・・・などなどいろいろなものが目に入ると思います。
これらはいずれも物流を介して私たちのもとへと届けられているのです。この世の中から物流というものは無くなりません。物体がある限り物流は永遠に続くのです。
通信販売でものを購入すると今では大方翌日には手元へと届きます。しかも送料が無料といった通販サイトもあります。この通信販売を活用される方は物流のありがたみが身にしみて理解できているのではないでしょうか。
日本国内にいる限り新鮮な生鮮食料品をいとも簡単に手に入れることができます。この背景には冷凍・冷蔵物流の技術があってこそです。
これは国内にとどまらず、最近では一部のアジアの国で新鮮な日本食を手に入れることができるようになりました。
この冷凍・冷蔵物流の技術はアジアの国に対して輸出されつつあります。特に高温多湿な東南アジアでは大変重宝なものとなります。今までこの技術が無かったために新鮮な食品を口にできなかった地域も間もなく食べることができるようになるでしょう。
引越についてもお世話になった方は大勢いらっしゃるものと思います。日本の引越業者はとても丁寧で品質も上々です。
いまや引越においては自分が何かしなければならないことは無くなりつつあります。割れものの個装はやってもらえますし、使用後の段ボールも引き取ってもらえます。
さらに今後一層深刻になる高齢社会では宅配が発達することになるでしょう。買物難民の解消には無くてはならないものとなるでしょう。
次回に続きます。
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
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工場管理 好評連載中! 7月号「これだけ持って行けば万全!海外工場支援者のための『物流指導7つ道具』 第9回 道具5 物流評価シート(下)」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
Logistics Trend 好評連載中! 8月号「物流のiPS細胞を探せ!!製造SCM進化論 第8回工場内部の物流改善(下)」
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