環境に対する感度を高める 構内物流と環境

物流は排出ガスの関係で特に環境に対する感度を高めなければならない業種だと言えそうです。物流はコストに対しては敏感ではありますが、環境ではまだまだではないでしょうか。

排気ガス削減は当然として、物流資材として使用する木材や段ボールなども使用量を減らすことで環境に貢献することは間違いないのです。

構内でフォークリフトを使わない工場が増えてきています。フォークリフトの排気ガスが構内環境に悪影響を及ぼすとともに、安全についても課題があるフォークリフトを無くすことで、工場の環境と安全を確保しようという考えです。

どうしてもフォークリフトを使わざるを得ない物流倉庫ではバッテリーフォークを使うパターンが増えてきています。

構内物流では木製パレットをプラスチックパレットに変更することが進んできています。木製パレットが木の伐採によってつくられているため、環境を配慮してその使用量を減らそうと考えているのです。

また木製パレットは「木くず」が出るため敬遠されがちです。構内のクリーン化のためにもパレットのプラスチック化は有効であると思われます。

段ボール箱での梱包からプラスチックの通箱使用に変更することも環境対応として効果的なアイテムです。段ボール箱も一回使った後は大抵ゴミになってしまいますから。

またコスト的にも通箱の方が有利であることがほとんどではないでしょうか。まだ段ボール箱を使っている会社は一度考えてみてはいかがでしょうか。

会社の中におけるマネジメント基準として、SQDC(安全、品質、納期、コスト)がありますが、そろそろ環境についてもマネジメントの一項目として取り上げる時期かもしれません。

環境はE(environment)という略称が適当かもしれませんね。

次回に続きます。


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