グループワークで課題解決を行うことは物流スタッフには大変有効だと思います。多分今まで社内でこのような教育は受けてきていないのではないかと思われるからです。
グループワークの良さは「コミュニケーション力が高まる」「リーダーシップが身につく」「プレゼンテーション力が高まる」などの点にあります。
グループとしてまとめた内容は報告会の場でプレゼンテーションします。人に伝わる話し方、質問への適格な回答、時間内にスピーチするタイムマネジメント、すべてが学びです。
まずはテーマの内容もさることながら、こういった力を若いうちから身につけさせることを考えていきましょう。
もしグループワークを社内で行うのであれば、異なるセクションの人でチームを作ることをお勧めします。
そして外部研修もお勧めです。外部研修の良いところは他企業の人たちと交流ができる点です。もちろん内容があってのことですが、特に若手社員は他企業の人たちと触れ合うことは極めて少ないと考えられるからです。
できれば外部研修も「合宿形式」のタイプを選ぶとよいでしょう。他企業の人たちと寝食を共にすることで固い絆を築くこともできます。
外部研修では物流をテーマにしたものでも、物流に特化しない教育でも構いません。「リーダーシップ力」のように業種にこだわらない研修でもよいでしょう。
物流という職種はどちらかというと社内で重視されず、目も向けられてこなかった領域だと思います。そこで他の職種の人たちと交流することも大いに役立つと思われます。
一例ですが、メーカーの人たちはどちらかというと人材育成をきちんと行う業界です。社内でも切磋琢磨してきた人が多いでしょうから、そういった人たちと触れ合うことで刺激を多々受けることと思います。
コミュニケーション力やリーダーシップ力を学んだうえで、今度はテクニカルスキルを高めていきましょう。
物流スタッフはまず理解しておかなければならないことは「サプライチェーンマネジメント」に関する知識でしょう。
会社にモノが入ってから出ていくまでの一連の流れについて理解する必要があります。なぜならこのフローの中で物流は重要なポジションを占めるからです。
次回に続きます。
■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』
グロースベースさんとKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningはめずらしいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さい。
https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/
■東京で構内物流のセミナーを実施します!
『工場の効率を劇的に向上させる!
構内物流の果たすべき役割』
日 時:2017年4月18日(火) 10:00~17:00
場 所:東京・渋谷近辺の会議室
詳細は以下をご参照ください。
http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/manufacturing-innovation/post-16963/
■メーカー・流通研究会を開催します。
『≪第23回≫ メーカー・流通研究会
カンコツ仕事から脱皮し物流を科学する!
~超簡単 分析手法で物流生産性を数値化せよ!~』
日 時:4月21日(金) 16:00~18:00
場 所:国際物流総合研究所 セミナールーム
詳細は以下をご参照ください。
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/564
■日刊工業新聞社 工場管理 新連載スタート!
「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第6回 サプライチェーンマネジメントに取り組もう』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
■日刊工業新聞社 プレス技術 好評連載中!
「暗黒大陸の物流改善大作戦 ~プレス工場を大変身させる秘密の裏ワザ~
『第19回 調達物流改善の取組み(下)』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0003
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/