物流センター長は既にお話させていただきました三つの役割を果たさなければなりません。しかし現時点でこれらが十分にできていないセンター長がいる会社もあることでしょう。
そこで会社として物流センター長を育成していくための教育訓練プログラムを構築して実践することが求められます。
よく現場の長が頼りなくて・・・、という話をお聞きしますがそれは当然ですよね、会社が期待値に応えられるような育て方をしてこなかったわけですから。
ですから、日々の自職場の収支がわかるように、いろいろなケースで教育していかなければならないのです。
部下を育成するスキルも同様です。そして改善スキルについてもしっかりと教育していくことが重要になってくるわけです。
今まで管理監督者向けの教育をしっかりとやってこなかった会社は今後のことを考えてきちんと対応していくと良いと思います。
時間もコストもかかるかもしれません。しかしこれは会社の将来のための「投資」です。そこをけちることなくやっていくことが重要なのです。
物流現場上がりのセンター長の場合、作業に興味があってもマネジメントに興味が無いという人もいます。何かというと理由を付けて現場作業に入りたがるようなタイプです。
一方で現場を知らなくてもマネジメントはきちんとできる人がいます。どちらも一長一短ですが、やはりセンター長はマネジメント力重視でいくべきではないでしょうか。
まったく現場に行かない管理者では困りますが、別に自分で実業務ができなくても良いのです。人を使って目標を達成することがマネージャーの役割だからです。
むしろ現場に入りたがる人の方が要注意です。それによって管理の時間が取れないような人の場合、現場に戻した方が良いかもしれません。
会社は複数センターがある場合はそれぞれのセンター長を評価してパフォーマンスに応じた賞与にするべきです。
良くできた人とそうでもない人に差を付けないことは悪平等にすぎません。この点は十分に注意しましょう。
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生産工程は標準作業や標準時間を導入しきっちりとマネジメントできている会社でも、物流作業となると意外と手つかずになっているケースが散見されます。
物流標準時間を導入する狙いとその活用方法について解説し、より生産性の高い物流作業の実現の後押しをさせていただきます。
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