コミュニケーションで大変重要となってくるのがお客様とのコミュニケーションです。なぜならお客様の求めている物流を提供することこそが私たちの使命だからなのです。
当然のことながら私たちはお客様が欲しているものを知る努力が必要になります。そこでコミュニケーションが必要になってくるわけです。
物流事業者であればお客様のニーズを把握しやすい立場にあるポジションがあります。それはドライバーです。
ドライバーはお客様の敷地内に堂々と入っていくことができます。このポジションを有効に活用しお客様の声を拾っていくことが重要です。
一般的に物流事業者の営業担当者がお客様の所に出向いて行って話をする中で情報を集めようとします。
これはこれで重要です。しかしこの時には相手も構えていますから、どこまで本音を話してくれるかどうかはわかりません。
そこでドライバーがお客様の現場担当者と親しくなって本音で語り合えるような関係づくりを行っていくとよいと思います。
宅配の場合もドライバーがお客様の所に直接伺う特別な立場にいるわけです。お客様は見ていないようでドライバーのことを見ていますので、自社側の評価もされていると考えるべきでしょう。
ものの届け方について「もっとこうして欲しい」、「こういったことはやめて欲しい」といった意見を集約するとよいでしょう。
さらに相手先が企業の場合には相手の物流現場の方と親しくなることで思わぬ情報を入手することが可能になると思われます。
物流事業者の方と話をしていると見事に顧客の秘匿情報を入手されていることがわかります。一方で何の特別な情報を得られない方もいらっしゃいます。
この差はお客様側の誰とつながれば情報を得られるかどうかの違いだと思います。キーマンは必ずしも上層部の方たちとは言えません。
その会社の誰をおさえておけばよいのか、そしてできるだけ会社の生情報を得るために現場側のつながりもつけておくとよいでしょう。
コミュニケーションにも技術があるのです。ぜひ工夫しながら、そしてまめにコミュニケーションをとり物流の水準を向上させていきましょう。
■9月16日(水) IE協会で事例研修会を実施します!
『大人気講座「構内物流の果たすべき役割」の取組事例から学ぶ』
どのように物流改善を進められていますか?生産ラインの効率化を差し置き、物流部門の効率化を実施すると、生産ラインに大きな負担をかけてしまうことになります。
本当の目的を見失わず、正しい物流改善を進めることが、生産コストの低減と品質の大幅な向上に貢献するのです。
本事例研修会では、物流担当者が陥りやすい勘違いとその是正方策について、「構内物流の果たすべき役割」を3つに分類し、改善の取り組み方、進め方について、経験豊富な講師が実体験をもとに解説します。また、実際に改善の取り組みを行った企業事例を聴講し、現場を見学することによって、工場の生産効率と品質の大幅向上、さらには構内物流が生産統制を行うといった、一歩進んだ物流業務の確立が期待できます。
ぜひこの機会に、多くの方のご参加をお待ちしております。
お問い合わせ先【日本IE協会】
http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/manufacturing-innovation/post-24128/
■講演DVDが発売されました!
「成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略 」
http://ebrainshop01.free.makeshop.jp/shopdetail/000000000151/
■日刊工業新聞社 工場管理 新連載スタート!
「物流筋力を高めろ! 物流キーマンパワーアップ道場・第2回
『工場管理者が学ぶべき物流知識』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000566
★物流インターネットセミナーを始めました!★ ダイジェスト版をご覧いただけます!
『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y
『中小物流会社のための事業拡大戦略~荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社~』
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI
『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!~荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/