物流作業をシンプル化する、それは一つひとつの仕事について判断を少なく、できれば判断せずにできることで実現することでしょう。
たとえばトラック積み込み作業。ドライバーの仕事はトラックを走らせて顧客の要求に応えることです。積み込み、荷降ろしは仕方ないにしても、その作業をできるだけ簡略化することは必要です。
トラック積み込みを容易化するためには積み込みの際に荷が揃っていることが条件です。そこで積み荷はあらかじめ準備しておくということが望ましい姿です。
これは輸送をアウトソースしている場合は荷主の仕事ということになります。毎日同じドライバーの方が来られるのであれば勝手がわかっているかもしれません。
しかし実際には人は入れ替わることの方が多いと思います。出荷の場合は積み荷を揃えておくこと、そして場所もわかりやすくしておくことです。
着荷主の立場であれば、荷降ろしをする場所を明確化しておくことが必要です。また、通い箱を使っているのであれば持ち帰ってもらう分を揃えておくことが望ましい姿です。
倉庫内で特に注意したいことは「表示」です。誰が見ても一目でわかるようにしておくことが必要です。表示の大きさ、見やすさは重要事項です。
取り扱う製品番号も工夫が必要かもしれません。10桁以上の製品番号はざらにあります。これを毎回読んで対応する作業者は大変です。
できるだけ桁数は少なく、識別がつきやすいように番号設定を考えましょう。製品番号は数字だけではなく数字とアルファベットから成り立っていることが多いと思います。
その時に一つの製品番号の中で「0(ゼロ)」と「O(オー)」を混在させないことも重要なポイントです。間違いやすい製品番号ほど作業者泣かせのものはありませんので注意しましょう。
いかがでしょうか。物流作業をシンプル化することで物流品質が向上すること間違いありません。身熟練工でも仕事ができることで人の心配も減少します。
ぜひ今後仕事を設計するときはもちろんのこと、今の仕事についても極力シンプル化していくことをお勧めします。
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