物流マンに求められることはまず問題に気づくことでしょう。その問題点を解決することはその次のステップでよいと思います。
「ここの在庫が多いのは何か変だ」「調達の頻度に偏りがある」といった第三者ならではの気づきが重要です。
したがいましでこれらの気づきにつながる「問題発見力」は物流マンにとって必須項目だと言えそうです。
ではそれをどのようにして身に付けるか。いくつかの方法について考えていきましょう。
1.トヨタ生産方式を学ぶ
これは大変有効な方法ではないでしょうか。この方式はあらゆる業種で導入が可能です。よく導入をしたけれども効果が無かったという話を聞きますが、その大半は十分に理解しないまま導入したことに要因があります。
なぜジャストインタイムが求められるのか。5Sに徹底的に取り組む理由は何か。ムダを発見しそれをつぶす方法にはどのようなものがあるのか。
このように企業運営上必ず必要な要素が盛りだくさんですので、まずトヨタ生産方式を学ぶことでほとんどの問題解決のヒントを得られると考えられます。
これは講座もあれば本もたくさん出版されていますので、学ぶ方法は山のようにあります。取り急ぎ一冊本を読んでみましょう。
2.先端的な工場を見る
工場を見ることは大変勉強になります。自動化が進んでいる工場ではなく、どちらかというと人がついて仕事をしている労働集約型の現場を見るとよいのではないでしょうか。
工場の中には物流も存在します。自分たちが普段実施している物流と比較もできると思います。ものづくりの基礎も学べます。
どのような生産指示を出しているのか、生産効率を向上させるためにどのような取り組みを実施しているのか、物流の仕事にも参考になる事例が山のようにあるはずです。
ぜひ自分の目で見て確認しましょう。できれば1.の段階で一冊の本を読んだ後に2.の工場見学に移った方がよいと思います。
次回に続きます。
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