本当の見える化で効率向上(3) 物流業務の計画と実績の掲示は必須

 

「今日の5時までにすべてを終わらせればよいことになっています」という表現はピッキング現場だけではなく、梱包場や出荷準備作業などあらゆる物流現場で聞く回答です。

 

 

 

この回答は朝聞いても、夕方聞いても同じように返ってくるのです。なんか変だと思いませんか?

 

 

 

この回答は仕事が多かろうが少なかろうが、午後5時には終了できればよい、ということを示しています。つまりその間のタイムマネジメントはできていないのです。

 

 

 

仕事が多ければ必死に体を動かし、少なければゆったりとしたスピードで仕事をこなすのです。いかがでしょうか。多くの物流現場がこの状態になっており、意識ある現場監督者やセンター長だけがこの状態を何とかしたい、と気づいているのです。

 

 

 

望ましい見える化の方法はデジタル表示で現時点の「計画数」と「実績数」が現場に掲示されることでしょう。時々刻々とこの数字が更新されていくので、それが作業者のペースメーカーになるからです。

 

 

 

いつも申し上げていることですが、作業者に仕事のペースを任せてはならないのです。本来なら5分で終わる仕事が15分かかってしまうからです。

 

 

 

作業者は手待ち時間があると恥ずかしいという意識を持っています。そのため仕事が終わりそうになるとわざとゆっくりとしたスピードにペースを落とすのです。

 

 

 

デジタル表示までいかずとも、本日のピッキング件数や梱包箱数をタイムチャートにして「今」いくつ終了していなければならないかを明記して現場に貼り出すことに取り組んでみましょう。

 

 

 

15分刻み程度のスケールをつくり、その中に目標数量を入れていきます、たとえば10時30分までは120件、15時45分までに260件というように累計値で示すのです。

 

 

 

スケールは作業者個人単位でもよいでしょうし、ピッキングライン単位でもよいと思います。最も現場に合ったやり方にすればよいのです。

 

 

 

この計画に対して各作業者が行った結果を実績として監督者が記入していくようにします。常に作業者はこの数字を見ながら仕事をしていくようにするのです。

 

 

 

次回に続きます。

 

 

 

 

 

【物流セミナー情報】

 

 

 

1.大阪で輸送改善のセミナーを実施します!

 

 

 

  「トラック輸送の効率化 輸送の見直し&輸送コスト削減

 

   物流コストの60%を占める輸送費にメスを入れる!」

 

 

 

 2020121() 10:0017:00

 

 大阪府工業協会 研修室

 

 

 

 詳細は以下からお願いいたします。

 

 https://www.opmia.or.jp/seminar/5681 

 

 

 

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

 

 

 

カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!

 

物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

 

 

 

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

 

 

 

 

 

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所

 

http://www.keinlogi.jp/

 

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

お問い合わせは下記アドレスまでお願いいたします。

 

email;sr-gs-fp-ks@khh.biglobe.ne.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter