物流事業者の場合は荷主が、社内で物流を担当している部署の場合には物流の恩恵を受ける部署が「お客様」ということになります。
私たちはお客様に喜ばれる物流サービスを提供する責務があるのです。ですから常に喜ばれる物流サービスとはどのようなものなのかを考える必要があります。
ではどのようにしたらそのような物流サービスを見つけることができるでしょうか。一番簡単な方法、それはお客様と話をすることです。
お客様が何を欲しているのかを知ることは非常に重要なことです。ですからいつもお客様と話をする機会をつくるように心がけることが望ましいのです。
もう一つは自分がお客の立場に立ったとしたら、どのようなサービスを提供してくれたら嬉しいのかを考えてみることです。
ではまず物流事業者の立場でお客様に提供するサービスは何かを考えてみましょう。もし運送事業者であったらどのような物流サービスを提供しますか?
本業は運送です。ですから提供サービスは「運送」がベースになることが一般的です。ではどのような運送を提供しますか?
・地点間の運送
・チャーターでの運送
そうですね。普通のサービスであれば当たり前のメニューでしょう。もちろん、このようなサービスをお客様が欲していることは事実です。
しかしこのようなサービスであれば競合他社のどこでもできるレベルです。ということは他社と差がつかないことになります。このような場合、お客様がメリットと感じることは何でしょうか。
どこでもできる物流サービスの場合、どのようにしてお客様はサービス提供会社を決めるのでしょうか。
それはずばり「価格」です。少しでも安いところからサービスを受けたいと考えるのです。なぜなら価格以外の条件に差が無いからです。
次回に続きます。
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