物流ではボリュームを大きくすることが効率化のカギになります。1社よりも2社、2社よりも3社と、物流ボリュームを増やしながら効率化を考えていくとよいでしょう。
物流にはいくつもの共同化によるオポチュニィがあります。それを見つけるためには今の物流の実態をよく見るとともに、どうしていきたいかについて考えることにあります。
同時にできるだけいろいろな視点で考えていくことが望ましいでしょう。そこでできれば複数の会社の物流担当者が集まって勉強会を開催するとよいと思います。
物流に悩んでいる人はたくさんいます。一人で悩んでいてもなかなか解が見つからないことでしょう。だからこそ勉強会という形でも何でもいので、関係者で集まることです。
その場でそれぞれの会社の人から今の物流課題について披露します。そうすると同じ悩みを抱えている人がいることがわかります。
また、その悩みをある方法で解決したという人も現れることでしょう。そうすればしめたものです。ぜひ解決方法を聞いて、同じことをやってみることです。
共同物流は輸配送を効率化したり、容器を共有化したりと実際に同じテーブルに載ることに目が行きがちです。
これはこれで大きな効果を得られる素晴らしいやり方ではあります。ただしそこに至らなくても、情報の共有化だけでも大きな効果があることがわかるでしょう。
そのための勉強会なのです。やはりそこで得られる情報の中には目からウロコのようなものも含まれていると思われます。
また他社の人たちと触れ合うことで刺激を受けることも大切なことです。
ではどのようにして物流勉強会を企画したらよいでしょうか。まずは近隣の類似業種の会社に声がけしてみてはいかがでしょうか。
商工会議所や商工会などに勉強会の開催を持ちかけてもよいかもしれません。ぜひ共同物流の一環として、他者との物流研究を実行されることをお勧めしたいものです。
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製造業の物流コストのおよそ6割が輸送コストです。つまり物流コストを下げるためには輸送の効率を向上させることが最重要なのです。
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■5月に東京で構内物流改善のセミナーを実施します!
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