物流プロフェッショナルスキルは何も物流会社だけが身につければ良いというものでもありません。荷主であっても物流を単純に人任せにするのではなく、自らも一定の知識を持ったうえでアウトソースすることを心がけたいものです。
何も知らないまま物流をアウトソースすると「期待外れ」な物流になったり、想定外に高額な請求を受けたりすることにつながりかねません。
そこで荷主は個々の物流業務の細部まではわからずとも、大体の知識を身に付けたうえで物流会社に仕事の条件提示をしていきましょう。
その基本的な知識とは「物量を把握するデータ」を準備し荷量計算できるとか、適正な在庫を計算できるとか、物流会社から提示された価格を精査できるなどの基本的なものです。
これらについてしっかりとできている会社はそれほど多くない気がします。と言いますのも荷主会社では物流は「余分な仕事」と考えられがちだからなのです。
荷主会社の中で物流に詳しい人が少ない場合、教えられる人も少ないということにつながります。そこで荷主の場合であっても外部に勉強に行くことになります。
テーマ別の講座はいろいろとありますよね。しかし物流の基本を体系だって学べる講座は多くない気がします。例を挙げれば「ロジスティクス管理3級講座」が良いかもしれません。
ただしこの講座だけでは不足している部分があることも事実です。そこはテーマ別講座で補足していくことが望ましいのではないでしょうか。
最近何もわからないままアウトソースした荷主が困っているという話があります。何が困っているかというと、事情があって内製化したいものの知識が無くてできない、という悩みです。
このような事例もあるようですので荷主会社も基礎的知識を見につけておくことが望ましいのです。それがなければいざという時に困ることになりかねません。
いかがでしょうか。物流に関するプロフェッショナルのスキル習得の重要性をご理解いただけたのではないでしょうか。
最初にも申し上げましたが、どのようなスキルが必要なのか最初に洗い出したうえでその対応を考えていく必要がありそうです。
ぜひ皆さんの会社でもプロフェッショナルスキルを向上させ、会社の発展に寄与していきましょう。
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