社内ルールを守るべきだというお話をさせていただきましたが、皆さんの会社では社内ルールはきちんと定められているでしょうか。
ルールがあってはじめてそれを遵守するという行動につながります。ルールが無いと「何が正しいのか」がわかりにくいということになりかねません。
社内ルールを守ることを「コンプライアンス」だとするならば「社内ルール」自体が確立されているかを確認しておきましょう。
物流倉庫の中で時々監督者が作業者に注意している場面に遭遇します。この時のポイントは作業者が「社内ルール」に反した行動をとったかどうかがポイントになります。
もちろん会社の備品を持ち帰るとかそれを乱暴に扱うなどといった倫理的な問題は社内ルール以前の問題ですから、その有無にかかわらず注意は必要です。
たとえば「パレットの上に乗ってはいけない」ということは会社によって違ってくる考え方かもしれません。
「連結台車の連結棒をまたいではならない」ということも同様です。
二つとも安全を考慮したルールですが、パレットの上に乗った時に何かしらの事故につながった、連結棒をまたいだ時に躓いて怪我をしたなどの経験があるとこのような「ルール」が作られます。
「フォークリフトを離れる際にはキーを抜く」というルールも同様ではないでしょうか。会社として何かしらの問題があった時にルール化されることが多いと思われます。
社員のコンプライアンス意識を高めるためにもルールを作ったら間髪を置かずそのルールの教育を行うべきでしょう。
またこの教育は繰り返し行うことが効果的です。そして教育記録を残しておきます。出席者を記載し、各自にサインしてもらいます。これを行うことで社員のコンプライアンスに対する意識が高まるのです。
法令につきましては特に入念な教育が必要です。ほとんどの人が知らないという前提でじっくり教え込むことが必要だと思います。
法令は教育の後に簡単な理解度確認テストをやるとさらに効果が高まることが想定されます。これも繰り返し繰り返しやっていくことがポイントです。
コンプライアンスは会社の存続にかかわる重要事項と言っても過言ではありません。その重要性を全従業員にまで伝わるよう心がけていきましょう。
■ 物流セミナー情報
□ 頭を働かせ、手を動かして学ぶ体感型セミナーを実施します!
「工場の最後の砦を徹底改善!梱包品質・出荷生産性の劇的向上秘訣」
2020年12月15日(火)10:00~17:00
詳細は以下からお願いいたします。
http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/logistics/post-35329/
□ 物流品質向上のためのセミナーを実施します!
「物流品質不良撲滅と物流効率化改善の実践」
2021年1月12日(火)10:00~17:00
詳細は以下からお願いいたします。
http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/logistics/post-37713/
■ 工場管理に連載しています!
「品質向上につなげる構内物流標準化マニュアル
~12月号:保管作業の標準化(1)保管品質を向上せよ~」
https://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
■ 工場管理 臨時増刊号
「アフターコロナ時代のモノづくり新戦略 工場デジタル化大全」
に掲載されました!
https://corp.nikkan.co.jp/topics/view/994
■ 物流塾のホームページにコラムを寄稿しました!
「ミスを撲滅したければコレをやれ!顧客のハートを射止めるための物流品質向上作戦!(下)」
以下からご覧ください。
https://butsuryuujuku.net/colum/704/
■ 日本カイゼンプロジェクトのホームページに2本目の動画が掲載されました!
「工場内物流の改革」
以下からご覧ください。
https://www.kaizenproject.jp/
■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』
カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。
https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/