お客様起点のSCMはできていますか 在庫の持ち方とものの作り方

物流業はサプライチェーン全体を見渡せる立場にありますから、意識するとしないとに関わらずサプライチェーンマネジメントの一端を担っているのだと思います。

サプライチェーンの終点は最終カスタマーになります。そこでサプライチェーンの組み立ては当然のことながら最終カスタマーから出発し、上流へ上流へとさかのぼっていくことになります。

一方でサプライチェーンと言いつつもお客様と十分に連携できていない場合があります。自社の最終製品在庫が終点となっているのです。

在庫を持って販売していく業界がこういった方式を取っている可能性があります。これがサプライチェーンではないかと言えばそれは違います。

範囲が最終顧客に結びついていないだけであり、自社内ではサプライチェーンを形成していることになります。

しかし顧客に結びついていないと、在庫をどれくらい保有するべきかがわからなくなります。いわゆる需要予測がしっかりしていないために余剰在庫が発生したり欠品が発生したりするのです。

これでは会社経営に悪影響を与えかねません。やはりあくまでもお客様起点とすることがサプライチェーンマネジメントの肝であるということがわかるのです。

理想を言えばお客様が買って下さった分だけ作るということになるでしょう。また別の見方をすればお客様から発注が合った分だけ作るということになります。

日用品などのコモディティの場合は前者のやり方、高額商品であれば後者のやり方になるのが一般的ではないでしょうか。

もちろん、その逆があっても良いのですが、特に日用品は小売店に買いに行ってその場で持ち帰りますので、一定の在庫は必要です。

高額商品を在庫補充方式にすることはお客様に対するリードタイム上は有利ですが、在庫金額が大きくなりがちです。

自社の商品の特性でどちらの方式がより有利なのか判断が必要でしょう。

次回に続きます。


物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

「第五回メーカー・流通研究会」は4月18日(金)に実施します!
今回のテーマは「メーカーの生産方式を理解せよ!
~客先で恥をかかせないための生産の基本中の基本を知ろう~」です。
ご期待ください!!
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/419

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

お問い合わせは下記アドレスまでお願いいたします。

 

email;sr-gs-fp-ks@khh.biglobe.ne.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter