物流連絡会ではできれば活動目標を設定し、荷主と物流会社お互いにその目標を達成できているかどうかをチェックしていく、こういったことも活動活性化のためには良いのではないかと思います。
たとえば荷主から物流会社への要望提案は各四半期に一件は出すとか、物流会社からの提案も同様に実施するなどの「数値目標」を入れると活気が出ます。
物流業務の効率化についても荷姿を改善して輸送を5%効率化するといった、共通の目標を持っても良いかもしれません。
トラックの回転率向上に向けて荷主が自社構内でのトラック待機時間を20%減らすといった目標をセットしたとすれば、これは輸送リードタイム短縮につながり、最終的にサプライチェーンの効率化に寄与することになります。
このように荷主も物流会社もお互いにちょっとしたプレッシャーをかけあうことで、切磋琢磨していくことができるのです。まさにパートナーであるからこそ出来ることではないでしょうか。
実際にこういった活動をすることで会社の体力も向上します。その結果、荷主会社も物流会社も新たな顧客を獲得するなどビジネスチャンス拡大につながる可能性があると思います。
このパートナーの絆が深まれば荷主は自社の新たな仕事をその物流会社に任せやすくなります。たとえば今輸送を行ってもらっているのであれば、新たに構内物流を請け負ってもらうといったことが考えられます。
荷主にとってはできるだけワンストップでサービスができるパートナーがいてくれる方が仕事がやりやすくなることが考えられます。
お互い緊張感を持ちつつもサプライチェーン全体の効率化のためにはより密接な関係になる方が当然良い結果につながるのです。
ぜひ今回ご紹介したようなパートナーシップを築いて行っていただきたいと思います。
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