物流予算の責任部署はズバリその物流の恩恵を被る部署とすべきです。例えばその商品を売って売り上げに貢献するのであれば営業部署、資材を安く調達して会社コスト削減に貢献するのであれば購買部署ということになります。
よく物流コストの管理は物流部署で実施している会社があります。物流全体コストの管理自体は物流部署で行っても問題ありません。しかし、実際にものを運ぶためのお金の予算を取ったり、その実行を行ったりすることまで物流部署にやらせるのはいかがかと思います。
なぜなら、「他部署」にお金の発生までゆだねてしまうと、責任意識が薄れてしまうからです。例えば営業部署が極端な物流サービスをセットで売ったとします。ものが売れること自体は問題ありませんが、そのものを届けるために通常の倍以上のコストが要することが往々にしてありえるのです。しかし物流費は物流部署で予算管理していたら営業部署はそれに関知せず、平気で物流コストのかかる売り方をする可能性があるのです。
資材調達にあたっても、まとめて買えば安くなると言って今不必要なものまで購入すれば、倉庫費用や在庫管理費用、容器費用などが発生します。それに購買部署が責任を負わないことは望ましくありません。
常に収益とコストをセットで見られるように物流予算は管理していくようにしていきましょう。
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