倉庫作業にしても工場内での物流作業にしても、物流量に応じて必要工数は変動します。この物流量の変動に応じてこまめに工数管理を実施していかないとロスを抱えた経営にならざるを得ません。
倉庫によっては、物流量が減ればパート社員を早く返したり、中期的に減り続ける場合にはパート社員との契約をいったん解除したりする会社もあります。
ではこの物流工数を調整するにあたって基準は何を使っていますでしょうか。
もちろん一番望ましいのは物流標準時間を設定し、それを活用して工数計算を実施することでしょう。
この物流標準時間の最も簡単な求め方として過去の作業の実績から求める方法があります。たとえば過去に1000アイテムを15時間で出庫した実績があれば、15時間×60÷1000で1アイテムあたり0.9分という実績原単位ができます。
まずはこういったやり方からスタートし、徐々に本来の基準原単位に基づく物流標準時間を設定していけば良いと思います。
好ましくないのは、物流工数算出に何の根拠もない状態です。実績原単位でも構わないので、それを使って量の変動に応じた物流工数管理を実施していきましょう。
先ほどの例で考えれば1000アイテムの出庫が減ったのであれば、15時間相当の物流工数を減らします。残業カットやパートの早期退社などでこまめな調整を行っていきましょう。
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