輸配送改善のポイント(6) 他社と共同で物流を

物流データを整備することには時間がかかるかもしれません。でもこのデータが無ければいつまでたっても「カンコツ」による物流管理から脱することはできません。

トラック積載率も見た目の判断値とデータに基づく計算値とでは大きな開きが出ます。さらに荷姿効率も加味した真の積載率を求めてみると愕然とすることが多いと思います。

この「愕然とした気づき」が大幅改善の入口です。多分皆さんの会社でもせっかくトラックをチャーターしたとしても、その能力の半分も活用していないのではないでしょうか。

もしそうだとしたら委託先に支払っている価格の半分はお金を捨てていることと同じことになります。ぜひ物流データ化して正しい輸送パフォーマンスを把握するようにしましょう。

ところで物流というものは仲間が増えて物量が多くなればなるほど改善のオポチュニティーが増える傾向があります。

皆さんの会社でも複数部署からの出荷があるのであれば、一か所に物量情報を集めて同一トラックに混載できるようなしくみをつくると効果的です。

これは会社間でも同様です。他社と共同で物流を行っていくことは物流インフラを有効活用できるとともに、物流コスト削減には非常に効くアイテムなのです。

お勧めなのは近隣企業と物流研究会を設け、そこで共同化のオポチュニティーを探っていくことです。一つは製品の特性が似ている会社同士で組んでみることです。

もう一つは重量物を出荷する会社と、軽くて嵩が大きなものを出荷する会社とで組むことです。

前者の場合は比較的容易に共同物流を実現することができるでしょう。お互い似ている製品ですから、品質管理基準も似ているでしょうし荷姿も似ていると考えられるからです。

後者の場合は重量物と嵩物を混載することで、トラックの有効活用が大いに進むことが考えられるからです。

物流改善のレベルが進んでいくと、社内だけではアイテムが見つからなくなってきます。このような段階に到達したら次は他社と組むことを考えましょう。

製品では競争することは当たり前ですが、物流では協調していくことが一番なのです。


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