輸配送改善のポイント 物流発生コストを把握する

物流コストの約6割を占めるといわれる輸配送。ここについて何とかしたいがどのような取組が必要か。このようなご質問をよくいただきます。

会社の中では物流コストを何とかしろ、といわれます。いい方は「何とかしろ」です。このような指示を受けた部下は大変困惑するのではないでしょうか。

本来ならば今の物流コストの水準が明確になっている必要があります。今このレベルにある物流コストをここまで下げたい、だから輸配送のコストはこの水準にする必要がある、と理論的に説明できる会社はよいのですが。

実際のところ多くの会社で物流コストの水準があいまいで、毎月いくら発生しているのかを即答できない会社も多々あります。

そこで何となく物流コストを下げたいと考えられている会社は、まず自社の立ち位置を明確にする必要がありそうです。

ここから物流コスト改善がスタートします。物流に対する認識として、その是非は別としても他の経営課題と同レベルにある会社は稀です。

ここまでサプライチェーンマネジメントが重要といわれてきてもその意味が理解できず、サプライチェーンの一部たる物流を「コスト」として認識しているのです。

物流は会社の何かしらの活動と紐づけられています。顧客に小ロット納入を行う必要性から物流コストがかかっている場合があります。

この例では必ずしも物流コストが「悪い」というわけではありません。顧客へのサービスを高めるために必要なコストという位置づけだからです。

物流コストだけに注目し、それを効率化してしまったら顧客へのサービス水準が低下してしまった。このようなことを発生させてしまっては本末転倒です。

物流コストは下げる必要があるのは事実ですが、物流でお金をかけることでもっと大切なことを支えているのかもしれません。

まずは発生コストを把握すると同時に、そのコストがムダなコストなのか、バリューにつながるコストなのかは整理しておく必要がありそうです。

次回に続きます。


■名古屋でセミナーを実施します!

 『物流標準時間活用による物流管理
 ~物流作業の生産性を劇的に向上する魔法のツール~』

日時:平成29年11月10日(金) 10:00~16:30
   (昼食をご用意しております。)

会場:愛知県産業労働センター 「ウインクあいち」
   名古屋駅より徒歩約2分

お申し込みは以下からお願いいたします。
http://www.tmainc.co.jp/seminor/top/3011/

■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』

株式会社グロースベースとKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。

https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/

■日刊工業新聞社 工場管理 10月号 好評連載中!

 「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第13回 正しい物流アウトソースの進め方(中)』」

 http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007

物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

お問い合わせは下記アドレスまでお願いいたします。

 

email;sr-gs-fp-ks@khh.biglobe.ne.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter