言うまでもありませんが、荷主と物流事業者の関係は「ビジネスパートナー」の関係です。強者と弱者の関係では上手くいくものも上手くいかなくなってしまいます。
そこで、お互いのよいところを認め合い、相互がよくなっていくような活動を進めていくことが望ましい関係だといえるでしょう。
皆さんはどちらの立場であるかは別として、相手に対して密接に情報交換を行っていくべく声掛けをしたことはありますでしょうか。
お互いがよくなっていくためには、それぞれ自社の持つ情報を相手側に開示し、より効率的に仕事ができるように心がけることが望まれます。
情報だけではなくノウハウも開示し、お互いがスキルアップできるようにしていきたいものです。物流事業者からは物流全般に関するノウハウを荷主に開示し、教えてあげます。
物流事業者は物流を生業としているわけですから、物流全般に関するノウハウを持っているものと思われます。
荷主は物流が本業でないこともあり、あまり物流知識を持ち合わせていないことが考えられます。その不足分を補ってあげるわけです。
一方荷主からはさまざまな管理技術を物流事業者に開示し、そのノウハウをトランスファーしていきます。
たとえば品質管理や在庫管理、改善手法など、荷主会社が持ち合わせているノウハウを物流事業者に教えてあげるのです。
物流事業者はこのような管理技術には疎いケースが多いので、必ず喜ばれると思います。
このようなお互いの情報とノウハウの共有はきっと相互のビジネスにおいて役立つと思われます。今まで知らなかったためにムダなことを行っていたこともあることでしょう。
それらを改善すれば業務効率も向上し、結果的にお互いの会社利益向上にもつながるはずです。
物流事業者が荷主から学んだ管理技術を活用し、改善を行なえば、自社の利益向上だけにとどまらず、顧客である荷主にもメリットが出てくるはずです。
ですから、このような情報やノウハウは惜しみなく相手に伝えましょう。結果的に荷主も物流事業者も実力値が向上していくはずですから。
次回に続きます。
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