物流会社が顧客のレベルに合わせる、それよりも上を行くためには相当の学びが必要になってくるのではないでしょうか。
ある物流会社の倉庫責任者の方が言われていました。「倉庫の効率を向上させるために在庫コントロールを行いたい。そのために顧客の資材発注業務を請け負いたい。」
この言葉には非常に感心しました。大抵の倉庫管理者の方は荷主からは荷物を預かっており、在庫コントロールは自分たちの仕事ではないと。
在庫は発注で決まります。メーカー在庫であれば生産管理で決まります。したがいまして先ほどの倉庫管理者の方はこの2つについて学ぶ姿勢を持っているわけです。
当然顧客は発注管理や生産管理については熟知しているわけですから、これと同様の知識を吸収しないと会話が成立しません。
だからこそ学ぶ姿勢が重要になってくるわけです。
よく物流業の方はメーカーの方はよく勉強する、と言われます。確かにメーカーの人たちはサプライチェーン管理が必要なためSCMを本当によく学んでいます。その結果、会社によっては物流企画業務について物流会社よりも長けているという結果になるのです。
ここで私たち物流を業とする者は負けるわけにはいきません。彼ら以上に彼らの業界の物流特性について学ばなければならないのです。
どういうメカニズムで在庫は発生するのか、どうすればサプライチェーン全体のリードタイムを短縮できるのか、物流コストを小さくするための運び方は何がベストなのか、などなど広い領域での勉強が必要になってくるのです。
次回に続きます。
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