物流は重要、物流改善こそが儲けの源泉などといった言葉が20年以上にわたって言われ続けています。特に荷主会社においては物流以外の改善はやり尽くした感があり、狙うべきはまだ着手していない物流だ、という話を耳にします。
こういった号令はとりわけ上位者が部下に向かってかけることが多いのではないでしょうか。意識の高い上位者の方であれば、自らセミナーに参加して知識と情報を吸収しようとしています。
会社によっては物流セミナーに社員を送り込んで学ばせようとしているところもあります。こういった掛け声だけではない、具体的な行動は大切ですね。掛け声や思いだけでは進歩はありませんから。
さてこういった物流を学ぶ姿勢は重要ではありますが、業種や会社によって温度差があります。最近ではサプライチェーンが国をまたがるようになり、やむにやまれず物流を学ぶ会社も出てきています。
物流業以外の業種では物流ととらえるよりも、サプライチェーンをきっちりとマネジメントしなければならないというニーズからSCMを学ぶところも増えつつあります。
では本家本元の物流業界ではいかがでしょうか。常に自分たちの商品を進化させ、魅力あるものにしていくためにはやはり学びが必要になってきます。
この場合、小売業の物流はこういったもの、製造業の物流の場合はこう、などと常に顧客のサプライチェーンを意識した勉強に取り組むことが求められます。
この時重要となってくるのが、顧客とのレベルを合わせていく、ということです。できれば物流に関しては顧客よりも上を行きたいところです。もちろん、物流オペレーションでは顧客の上を行っていることは当然です。
ここで必要になってくるのは顧客のサプライチェーンの企画業務で顧客にアドバイスできるレベルに達することなのです。これができるようになるためには顧客の求める物流についてしっかりと学ぶ意識が重要になってくるのです。
次回に続きます。
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
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工場管理 好評連載中! 6月号「これだけ持って行けば万全!海外工場支援者のための『物流指導7つ道具』 第7回 道具5 物流評価シート(上)」
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