物流は何もトラックや船などの輸送モードで運ばれるだけではありません。私たちの身近なものでこれ以外の方法で運ばれてくるものがあります。
その典型が水でありガスであるのです。これらはパイプラインで運ばれてきます。電気は電線で運ばれてきます。
私たちは輸送以外の物流のお世話になっていることがあります。たとえばトランクルームに荷物を預けていれば、それは保管をアウトソースしていることになります。
銀行の貸金庫も一種の保管行為ということになるかと思います。駅のコインロッカーも同じです。荷物の一時預かりも同様に保管のアウトソースです。
クルマで買物に行った時に駐車場にクルマを止めることも同じです。お金を払って保管してもらうので一種のアウトソースになります。
また商品をラッピングしてもらうことは包装作業のアウトソースになります。家電製品などを購入した時に製品が梱包されています。これはまさにパッキングということになります。
このパッキング、段ボールやポリ袋など多くの資材を使って梱包されていますが、これについてムダなものが中にはあると感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。使われている資材のコストはすべて製品価格に含まれています。もし過剰梱包であれば改善の余地があるということになるでしょう。
生活の中で物流品質について触れる機会があります。たとえば宅配が届けられた時、セールスドライバーの対応は一種の物流品質です。
また引越は物流作業そのものですから、家財に傷はつかなかったか、運び漏れ等はなかったか、スタッフの対応はよかったか、これらの要素はすべて物流品質だと言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。こうして見てみると物流がより身近に感じられたのではないでしょうか。モノがある限り物流は確実に発生します。
生活の中の物流改善も必要な時があるかもしれませんね。
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