物流現場の理想的状態とはその現場が会社の「ショールーム」になっていると考えてもよいのではないでしょうか。
取引すべき物流会社を探しているお客様は必ずその会社の物流現場を見学されます。その時の印象は発注に大きな影響を与えることは確実です。
これはメーカーでも卸売業でも同様です。お客様は必ずと言ってよいほど取引したいと考えている会社の現場を見に行きます。
いくら営業マンがこんなに良いパフォーマンスを示すことができると説いたところで、顧客はその言葉よりも実際に現場を見たその瞬間の印象の方を大事にします。
それほど重要な物流現場ですからより理想に近づけるように管理をしていきたいものです。ではどの程度に?と考えた時に「ショールーム」という言葉が出てくるわけです。
小売業の場合、大抵の店舗ではそこそこにきれいに保たれ店員のしつけもできていると思われます。もちろん、こんな汚い店で買うものか!と思いたくなるような店、態度の悪い店員のいる店もあります。しかしこういった店舗からは客が遠ざかるのは目に見えていますので論外だと思えばいいでしょう。
では直接消費者の目に触れることの無い物流現場はどうでしょうか。自分が顧客の立場だったとして判断してみましょう。その物流現場に仕事を発注したいと思うかどうか・・・。
ということで物流現場の理想形はその会社の「ショールーム化」だと言えるでしょう。いわゆる見せるための職場です。
顧客に見せられるような職場であればそれはそのまま社内のレベルアップにもつながります。きれいに保っていることで商品品質にも悪影響を及ぼしません。
丁寧な作業を行うことで事故も発生しません。探し回るロスややり直し作業も発生しません。結果的に作業の効率が向上します。
作業者もそのような職場で仕事をしていると気持ちが良くなることでしょう。つまり物流現場をショールーム化することですべてが良い循環となるわけです。
いかがでしょうか。難しいことはありません。物流現場を理想的な方向に持っていきましょう。その後についてくるのは圧倒的な生産性向上と取引の拡大だと考えられるのです。
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