何事も同様だと思いますが、第一歩を踏み出さなければ何も変わりません。特に物流改革を行なおうと思うのであれば戦略的かつ行動的に進む必要があります。
たしかに日本企業の中で物流への関心度は低いし、物流ノウハウを持った人も少ないのかもしれません。会社の中での地位も低く、積極的に物流部門に行こうという人は稀でしょう。
でもここで物流に真剣に取り組み、大きな成果を上げたとしたらどうなるでしょうか。多分会社の中で評価されることになると思います。
大多数の会社では物流改善余地が大きいと思われます。ここで少し物流改善をやってみたとしたら、それなりの効果は出ます。
ですから物流改善にまずは取り組んでみることが重要です。そして効果が出たところで人を増やしていけばよい気がします。
もう一つの方法は少しお金がかかりますが物流のプロを招いて大きな改善に取り組んでみるのもよいでしょう。
この時のプロとは長年物流現場で改善に取り組んだことのあるコンサルタントのような人のことです。ポイントは実践経験があり、会社の中で管理職のポストにも就いたことのある方がよいと思います。
なぜなら実践経験が無いと表面的な理屈で終わってしまうことが一つ。さらに組織の中で管理職だった人は組織の動かし方を知っているからです。
また、コンサルタントは外部の企業をたくさん見ていますので、その視点からのアドバイスは非常に具体性があり喜ばれます。
普段上司に言っても聴いてもらえないようなことを外部のコンサルタントに言わせるという方法もあります。
部下が上司に意見を言うことは日本ではなかなか難しいものがあります。でもしがらみのないコンサルタントから言わせることは客観的な意見として受けとめられ、だからこそ一つの戦略でもあると考えられるのです。
物流の担当者はできるだけ外の会社を見て、外の会社と意見交換を行い、自社で劣っている部分を明確にすべきでしょう。
そして自分が改善したいと思っていてもなかなか社内を説得しきれていないときには、「あの会社ではすでにやっている」という情報だけでも社内の説得に効果があります。
次回に続きます。
■東京で工場内物流のセミナーを実施します!
「工場内物流の改善と基礎実務」
2018/06/05 (火) 09:30~ 17:00
(株)グローバルテクノ ISO研修センター
詳細は以下からお願いいたします。
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■大阪で梱包・出荷に関するセミナーを実施します!
「梱包・出荷ライン ポカミス防止と作業効率向上
「工場の最終工程」の管理と改善」
2018年6月7日(木) 午前10時 ~ 午後5時
大阪府工業協会 研修室
詳細は以下からお願いいたします。
http://www.opmia.or.jp/seminar/3883
■東京で物流標準時間のセミナーを実施します!
「物流標準時間の導入とその活用法
~物流作業の生産性を劇的に向上する魔法のツール~」
2018年6月12日(火) 10:00~17:00
東京・平河町近辺の会議室
詳細は以下からお願いいたします。
www.j-ie.com/activity/ie-seminar/management-innovation/post-18713/
■東京で構内物流のセミナーを実施します!
「構内物流改善の進め方」
2018年6月18日(月)9:30-17:30
リブ・コンサルティング本社 セミナー会場
詳細は以下からお願いいたします。
waku-con.com/seminar/【オープン研修】構内物流改善の進め方/
■『3つの役割を果たす!構内物流改善の進め方』
カイゼンベース株式会社とKein物流改善研究所との協働制作講座が完成しました!
物流のE-learningは珍しいかもしれません。一部無料で見られますので皆さんもアクセスしてみて下さいね。
https://www.kaizen-base.com/contents/logi-42826/
■日刊工業新聞社 工場管理 6月号 好評連載中!
「工場物流進化論~物流変革時代を乗り切るヒント
第2回 輸送会社が直面する課題」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/