この世の中ほとんどの産業に物流は付きものです。最近では個人間での取引も発生しており、そこにも物流が付いて回ります。
つまり物流を提供する側、物流サービスを受ける側のどちらかに多くの人が関わっているということになります。
ものがある限り物流は発生します。というか物流は無くならないと考えるべきでしょう。この物流をいかに効率的に行っていくかが物流当事者にとって重要になってくるということです。
この当事者間のコミュニケーションが物流効率化に影響を与えていることはご存知でしょうか。倉庫で入出庫業務を委託している側と受託している側とのコミュニケーションを例にとって考えてみましょう。
当事者は委託業務を始める前に契約を締結します。その時にどのような業務が対象なのか、その業務をいくらの対価で実施するのかなど細かい条件を詰めていきます。
業務をスタートした後、委託側が追加業務を頼んだとします。これは受託側にとって新たなコストが発生しますから慎重に検討し、新たに対価を決めて契約書を書き直すことが必要です。
しかし往々にして現場の担当者が自らの判断で安請け合いしてしまうことがあります。これは顧客から頼まれたから断れないとか簡単な仕事なので契約書を変更するまでもないと考えてのことかもしれません。
お互いのコミュニケーションがうまく取れていればこのようなミスコミュニケーションは発生しないのではないでしょうか。
当事者間の取引については窓口担当者を決め、その間で常にコミュニケーションが取れていることが望ましい姿です。
物流事業者が荷主会社に仕事を取りに行く時もコミュニケーションが重要になってきます。何度も荷主会社を訪問しいろいろな情報を得るためにはどうしても必要なのです。
人によっては顧客訪問や会話が苦手だという人もいるでしょう。しかしビジネス取引は人と人の間で行われますからコミュニケーションはどうしても必要になります。
そこで相手から重要な情報を引き出すためのコミュニケーションテクニックも身につけておきたいものです。
次回に続きます。
■9月16日(水) IE協会で事例研修会を実施します!
『大人気講座「構内物流の果たすべき役割」の取組事例から学ぶ』
どのように物流改善を進められていますか?生産ラインの効率化を差し置き、物流部門の効率化を実施すると、生産ラインに大きな負担をかけてしまうことになります。
本当の目的を見失わず、正しい物流改善を進めることが、生産コストの低減と品質の大幅な向上に貢献するのです。
本事例研修会では、物流担当者が陥りやすい勘違いとその是正方策について、「構内物流の果たすべき役割」を3つに分類し、改善の取り組み方、進め方について、経験豊富な講師が実体験をもとに解説します。また、実際に改善の取り組みを行った企業事例を聴講し、現場を見学することによって、工場の生産効率と品質の大幅向上、さらには構内物流が生産統制を行うといった、一歩進んだ物流業務の確立が期待できます。
ぜひこの機会に、多くの方のご参加をお待ちしております。
お問い合わせ先【日本IE協会】
http://www.j-ie.com/activity/ie-seminar/manufacturing-innovation/post-24128/
■講演DVDが発売されました!
「成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略 」
http://ebrainshop01.free.makeshop.jp/shopdetail/000000000151/
■日刊工業新聞社 工場管理 新連載スタート!
「物流筋力を高めろ! 物流キーマンパワーアップ道場・第2回
『工場管理者が学ぶべき物流知識』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazines/detail/00000566
★物流インターネットセミナーを始めました!★ ダイジェスト版をご覧いただけます!
『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y
『中小物流会社のための事業拡大戦略~荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社~』
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI
『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!~荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/