物流が重要な割に社会にしっかりと認知されていないのは、物流が学問として確立されていないことが挙げられます。
ものを効率的に流していくことは極めて重要なポイントです。しかし何故かこの点が学問的に研究されていないことは不思議なことです。
しかし事実ですからこれは私たち自身がどうしていくかを決めて、今後の方向性について考え、アクションをとることが必要です。
物流業界には良い人財が集まりません。わずかながら存在する大学の物流関係学科でも、卒業生の多くは物流以外の業種に就職していくそうです。
そこで物流がもっと社会に認知されるように努力していくこととともに、学生へのPRや、実学問としての物流を構築していく必要がありそうです。
その過程では、大学と共同研究を実施していくことも考えていくべきです。これから迎えるドライバー不足時代に対応した物流をどうしていくか、官だけが考える話ではありません。
物流に関する研究会を業界として立ち上げ、物流環境を改善すべく活動していくことも重要です。衣料品業界や電子部品業界など、企業の垣根を越え、業界として物流の研究を進めていくと良いのではないでしょうか。
その意味でも各種業界団体に物流の重要性をPRしていく必要がありそうです。ではそれを誰が仕掛けていくのでしょうか。最初の口火がないと火は広がっていきません。
企業が別の会社に声掛けするパターンが一般的かもしれません。社内の物流部門が業界団体の会合などで声掛けをしてみることはいかがでしょうか。
物流事業者がその業界向けの物流改革提案をしてみても良いかもしれません。
学生向けには物流団体が小冊子を作成して、学校に配るという方法もあります。物流を学問として構築していくためには、やはり物流に関わりのある団体が口火を切ることが必要でしょう。
まずは小さな種火をつくり、時間はかかるかもしれませんが徐々にそれを大きくしていく。私たちが今やるべきことはこの小さな種火を作ることなのです。
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どのように物流改善を進められていますか?生産ラインの効率化を差し置き、物流部門の効率化を実施すると、生産ラインに大きな負担をかけてしまうことになります。
本当の目的を見失わず、正しい物流改善を進めることが、生産コストの低減と品質の大幅な向上に貢献するのです。
本セミナーでは物流担当者が陥りやすい勘違いとその是正方策について、「構内物流の果たすべき役割」を3つに分類し、改善の取り組み方、進め方について、経験豊富な講師が実体験をもとに解説します。工場の生産効率と品質の大幅向上、さらには構内物流が生産統制を行うといった、一歩進んだ物流業務の確立が期待できます。
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