毎度申し上げていることですが、今や物流に期待されていることはサプライチェーン全体の効率化です。物流コストだけを追求する時代から少々変わってきているということが正直なところだと思います。
このサプライチェーンの効率化のためにとてもとても重要な要素があります。それは何だと思われますでしょうか?
それはズバリ・・・・
「リードタイム短縮」
です。
顧客の立場で考えるとわかりますが、「買ったものはすぐ欲しい」のです。「欲しいものはすぐに手に入れたい」のです。つまりこの顧客の欲求を満たすようなサプライチェーンが構築されることが必要になってきているのです。
ですから物流もできるかぎりリードタイムを短縮し、顧客の要望に応えられるように体制づくりをしておかなければならないのです。
物流のリードタイムとは「受注から納入までの時間」を指すことが一般的です。つまりお客様が輸送を依頼されてからその荷物が目的地に到着するまでの時間をできるだけ短くしていくことを考えていかなければなりません。
この輸送の事例を少し分解してみましょう。
まず受注リードタイムです。このリードタイムは受注してからお客様の指定する場所まで荷物を引き取りに行くまでの時間です。この時間をできるだけ短縮します。
必要な車両を手配する、運転員を確保するなどの準備が必要になります。この準備時間がどれくらいかかるかがキーとなるのです。
この受注リードタイムは2日くらいが平均的なところかもしれません。庸車を使っている場合にはこれくらいの時間が当然と思われている会社もあることでしょう。
しかしこの「当然」という思考が仕事の拡大の阻害要因になっている可能性があります。
次回に続きます。
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