自社の物流の出来栄えについては常時ウオッチしておくことが望ましいでしょう。それを把握するしかけの一つがKPIです。
このKPIについてはS(安全)、Q(品質)、D(納期管理)、C(コスト)、M(マネジメント)の5つの視点から見ていく必要があります。
お客様も、もしかしたら私たちの出来栄えを評価しているかもしれません。評価されて初めて気づくということでは格好がつきませんよね。
特に品質についてはお客様の満足度に直接的に影響しますので、私たちは意識してパフォーマンスを高めていく必要があります。
品質はプロセス系の指標をつくり、管理できるようにしていきましょう。物流のプロセスであって、最終品質、つまりお客様に影響を与える誤出荷とは異なります。
たとえばピッキング工程の品質や、梱包工程の品質など、各物流プロセスにおける品質のパフォーマンスを認識していきましょう。
これら工程の品質が悪ければ物流最終品質に影響が出ることになります。その要因をしっかりとおさえていきましょう。
ピッキングの品質は誤ピッキングや製品品質に影響を与えることを指します。梱包品質は製品に傷を与えたり、間違った内容の梱包にしてしまったりすることを指します。
会社内ではそれぞれの工程が責任をもって品質を保持することが最重要課題だと言えるでしょう。不良は「受け取らない、渡さない」を心がけることです。
デリバリーは物流にとって命ではありますが、会社の中では意外と認識されていないところでもあります。
代表的なものが各工程の納期管理です。ピッキング工程の仕事について、何時何分までに終わらせなければならない、という決め事がされていない場合があります。
物流の常識として、いつまでに仕事を完結する、ということがありますが、社内的には意外とルーズな所があります。
工場ではそれがしっかりしていないとラインが停止するというリスクがあります。そういったきっかけが無いとなかなか緊張感ある仕事は難しいのかもしれません。
次回に続きます。
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