世の中多くの領域でIT化が進み、業務効率も以前に比べて見違えるほど効率化しました。これはエラーでも同じことです。ミスを回避する手段が増えてきたからです。
このようなIT化は物流領域でも全く同様です。物流業務はどちらかというと人手に頼る部分が大きいため、工数を要し、ミスも発生しがちです。
これをITが大きく変えようとしています。もちろん工数がかかる部分は多分に残されていますが、人の力に頼らずに改善できるところは大きく変化したのです。
物流工程で必須となる検品も、従来の目視からバーコード照合に変わってきました。棚入れ作業でも出荷作業でもそれをサポートするツールが開発されました。
一時期とは様変わりし、素人でも作業できる工程が増えてきました。
この流れはまだまだ続くことと思います。そしてこれから期待したいところは作業系もさることながら、マネジメント系のITサポートツールが欲しいところです。
今までどちらかというと作業系サポートツールが主体でした。それはそのニーズが大きかったからです。工数を削減したい、ミスを無くしたいという物流現場における切実な願いからそれを叶えるツールが開発されました。
しかしこれからはもっと物流全体を良くしていくためのサポートツールが欲しいところです。現時点での物流マネジメントはやや弱いところがあり、ツール以前の問題が大きかったようです。
端的に言うと、マネジメントそのものが存在しないかおろそかにされてきたと言っても過言ではありません。
マネジメントの不存在から、そのサポートツールのニーズそのものも発生してこなかったと考えられます。
しかし時代は変化しました。人材不足の時代に突入したのです。人を採用したくても採用できないのが物流現場の辛いところです。
そうであるならば、現有資源を有効に活用し、業務をより一層効率化していくしか手はありません。つまり好む好まざるにかかわらず、物流マネジメントの必要性は発生してきたのです。
次回に続きます。
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2018年8月31日(金)10:00~16:30
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