物流は空間的なギャップを埋めるために存在するものです。大阪で生産された製品を仙台で販売するといったように空間的ギャップを埋めるのです。
このように改めて考えてみると物流の重要性というものが理解できるのではないでしょうか。普段はほとんど意識されていませんが、こういった物流の付加価値というものを相手に伝えることは物流の地位向上のためにも必要なことではないでしょうか。
最近どんどんと成長を続ける通信販売ですが、企業間の差は物流でついていることは歴然としています。当日配送や翌日配送といった顧客に対するリードタイムは出荷にかかる時間、配送にかかる時間など物流のレベルに左右されるのです。
さらに注文した時に手に入るように在庫管理も大きな要因です。これも物流の実力の内です。商品力はどこの会社でも差は出ません。しかし物流では大きな差が出るのです。
これほどまで重要な物流ですが世間ではそれほど評価されていません。物流はいつの時代でも縁の下の力持ち的な存在なのです。それはなぜでしょうか。
その大きな要因は物流側にあると考えられます。物流は物流作業そのものを顧客に訴えかけて仕事をとろうとしています。
輸送ネットワークや倉庫の位置、倉庫の広さ、作業に対する価格などばかりをアピールしていますから、その点では大きな差が見られないでしょう。
商品のPRも確かに必要です。それ抜きに顧客は納得しないことも確かです。しかしそれだけでは大きな差は見られず、結果的に価格で決めよう、ということにつながってしまうのです。
そこでもっと強調しなければならないものがあります。それがその物流の結果何が得られるか、つまり物流の効用です。
これについて強調することでその会社に魅力を感じるという顧客も出てくることでしょう。
次回に続きます。
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