日本一の物流を実行するために 物流最先端企業は自動車会社

いろいろな業界の方に聞かれるのですが、最先端の物流って何でしょうか。多くの方がイメージするのは機械化が進んでおり、構内で高速で荷を仕分けていく状態が挙げられます。 しかし機械化は物流工程において簡単ではなく、またコストもかかります。さらに機械化を通した自動化を行ったものの、状況が変わり投資した設備を使わなくなってしまったという話もよく耳にします。 ですから自動化や機械化が先端的な物流だと考えることは正しくはないと思われます。それよりもむしろ物流品質が高く、労働生産性に優れた会社こそが物流先端企業だと考えるべきだと思います。 また、物流オペレーションだけではなく、物流戦略や物流企画が優れている点を見落としてはなりません。たとえば近隣企業からものを購入することで物流コストを下げるということも立派な物流戦略です。 このような視点で見ていったときにどこに物流先端企業が存在するのでしょうか。筆者の目から見ると、日本の物流先端企業は自動車産業の各社であると思います。 なぜならば自動車各社は長大サプライチェーンのホルダーであり、そのチェーンをよどみなく管理していこうという命題を抱えているからです。 運送とか保管といった、ミクロの物流というよりも、まずはサプライチェーン全体の効率化を考えていることが根底にあります。 そんな中で先端的な物流といえるものには具体的にはどのようなものが含まれているのでしょうか。たとえば物流品質管理です。 物流品質には貨物損傷以外に誤出荷(誤品、誤数など)や納入時刻遅れ、先行、届け先での配送員の態度など様々です。 自動車各社は出荷も納入もきちんとKPI管理されており、その指標が常に向上するように活動を行なっています。 また物流品質不良は部品等の個数を分子分母に取った比率で計算すると、一桁PPMです。エラーは100万個の内の数個レベルだということになります。 この数字だけでも「最先端レベル」にあると思われますが、そこに行きつくまでに血のにじむような改善を積み重ねてきたわけです。 そして出荷作業の大前提には徹底した標準化が存在します。誰がやっても同じ結果が出るように、作業を標準化し、それを守らせるしくみが回っているのです。 次回に続きます。

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