宅配物流の一番の課題ともいえるのが再配達です。届けに行った先が不在のため持ち帰り、再度配送に行くことを指します。
この再配達の比率は約20%あると言われています。これが宅配物流の業務量を増やしているのです。無くしたいところですが課題は少なくありません。
特に昼間の時間帯では仕事に出かけていることが多いでしょうから、なかなか配送に行った際の在宅確率は低いことが考えられます。
一昔前までは専業主婦世帯が多数を占め、昼間の在宅率は高かったかもしれません。しかし時代は変わり、共働き世帯が多くを占めるようになりました。
宅配の時間指定をしていなければ昼間の配送も行われます。いつも届けている先であれば配送業者も在宅時間帯はいつごろかがわかります。
しかしそうでない場合は不在かどうかわからずに届けに行くことでしょう。
マンションでは宅配ボックスを設置しているところがあります。その場合は食品等特に消費期限のないものであればボックスに入れて配達完了とすることができます。
再配達の場合、日にちと午前、午後のどちらかを指定されることが多いと思います。その際に「午前」「午後」というくくりの大きさから、つい出かけてしまうことがあります。
その際には再度不在ということになりかねません。ここは難しいところです。午後としていしたらその間、ずっと在宅していなければならないからです。
できれば在宅していて欲しいところですが、一概に受け取り側を責めることもできないかもしれません。結果的にすれ違いで再々配達ということになります。
自分で購入したものであれば在宅してでも受け取ろうという気にはなるかもしれませんが、どこからの届きものであれば必ずしもそう考えるとは限りません。
今は配送時間を告げるとか、持っていく前に確認の電話を入れることも増えてきました。新たな再配達防止のためのしくみも研究されています。
自宅あてではなく、駅の宅配ロッカーやコンビニ、宅配事業者の事業所での引き取りも始まっています。宅配とその他で価格差を設けるなどの工夫はあってしかるべきだと思います。
次回に続きます。
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