物流知識を教えることを通して自分自身のスキルが向上します。しかし物流知識だけではなくもう一歩踏み出した行動が求められます。
それは物流改善のアドバイスをするという行動です。これは相手に非常に喜ばれますし、自分の力量が大幅に向上するビッグアイテムです。
物流を本業としている、していないに関わらず、物流改善はビジネスを展開していくには必須アイテムです。一方で皆さんご存知の通り物流知識を持った人はそれほど多くありません。
ですからここで物流改善をアドバイスできる人はとても重宝されるのです。ただし物流といっても大変範囲が広いですから注意が必要です。
そこで物流改善のできる範囲は徐々に広げていく必要があります。人によって感じ方は異なるかもしれませんが、比較的容易なところとして「輸送」から始めてみたらどうでしょうか。
まずは自分の知りうる範囲から始めることで問題ありません。しかし「輸送」をお勧めするのは物流コストに占める輸送費の比率が高いことが挙げられるからです。
一般的に物流に対する認識の一番は「コスト」という位置づけです。コストを下げたいと思っている人に対して輸送改善はよいテーマであることに間違いありません。
物流コストの6割を占める輸送費は重要テーマです。ですから輸送に注目させていくことはとても大切なのです。
ここで一歩踏み込んで学んでおくことがあります。それは「荷姿」です。輸送費を下げていくためには荷を縮めることが重要なのです。
この荷姿ですが、知識を持った人は多くはありません。荷姿を知るためには本来であれば実際に荷姿設計を行うことが一番です。
しかしそこまでできないのであれば、荷姿における問題点をどこかで学ぶことが最低限やっておくことです。
輸送改善だからといって、単純に荷をまとめるとか納入回数を減らすとかいったアドバイスは逆効果です。この点については理解しておく必要があります。
次回に続きます。
■東京でメーカー・流通研究会を実施します!
倉庫内作業を改善せよ! ~梱包作業改善編~
~ 体を動かして学ぶ! 体感型物流改善塾 ~
日 時:2月27日(月)講演 14:30~18:30
場 所:国際物流研究所セミナールーム
東京都中央区日本橋人形町1-6-10 ユニコム人形町ビル7F
詳細は以下をご参照ください。
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/559
■大阪で構内物流改善のセミナーを実施します!
『生産ラインを高効率にする!高品質な製品をつくる!
3ステップ式
構内物流カイゼンの具体的な進め方
陥りやすい物流改革の勘違いと是正方法を理解し、構内物流で生産統制を行う』
日 時:2017年3月13日(月)10:00~17:00
場 所:日刊工業新聞社 大阪支社 セミナー会場
詳細は以下をご参照ください。
http://corp.nikkan.co.jp/seminars/view/484
■日刊工業新聞社 工場管理 新連載スタート!
「工場全体を効率化できる 物流のトリセツ
『第5回 誤解だらけの物流アウトソース』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0007
■日刊工業新聞社 プレス技術 好評連載中!
「暗黒大陸の物流改善大作戦 ~プレス工場を大変身させる秘密の裏ワザ~
『第18回 調達物流改善の取組み(中)』」
http://pub.nikkan.co.jp/magazine_series/detail/0003
★物流インターネットセミナーを始めました!★ ダイジェスト版をご覧いただけます!
『成功の秘訣はココにあった!達人が伝授する荷主会社のための物流アウトソース戦略』
https://www.youtube.com/watch?v=cX5M0n9tA-Y
『中小物流会社のための事業拡大戦略~荷主会社OBが本音で語る 取引したくなる物流会社~』
https://www.youtube.com/watch?v=QarBkSVoxCI
『消費増税はライバルより一歩抜きん出る絶好のチャンスだ!~荷主から選ばれる会社に変身する黄金ルール』
https://www.youtube.com/watch?v=ZBw0o-_BlnE
物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/