人は任せられると意欲がわくものです。ですから「権限移譲」は効果ありですね。会社がどこまで従業員に権限移譲できるかどうかがポイントになります。
前にも出した例ですが、少額の購入品などは権限委譲してもよいと思います。他には何が考えられますでしょうか。
例えばパート社員の評価が挙げられます。一般的に倉庫にはセンター長という管理職がおり、その人が配下のパート社員の評価を実施しています。
しかしここでセンター長の下にいるチームリーダーが評価をするということはいかがでしょうか。一番パート社員のことを見ている人はチームリーダーです。
そうだとすればその人が評価することは合理的だと思います。もちろん人事評価は大変重要な業務ですから、評価スキルを身につけさせることは必要です。
重要業務であればあるほどそれを任せられた側は責任感を感じ、人によってモチベーション向上につながると思われます。
特に従業員が女性の場合、モチベーション向上のためにはいろいろと手段はあると思います。たとえばチームリーダーに優先的に昇進させるという方法です。
優先的に、とは書きましたが今男性社会である物流現場が異常だと考えた方がよいのかもしれません。むしろ今は男性を優先的に昇進させているのではないでしょうか。ある意味の思い込みの下に。
パートリーダーというポジションを作ることもありです。パートさんのチームを作り、そこに一人リーダーを付けるということです。
チームリーダーにしろパートリーダーにしろ人の上に立つということは責任感が生じるとともに、権限を委譲されたことによるモチベーション向上につながるでしょう。
もしかしたら給料が上がればモチベーションが上がるという人もいるかもしれません。これは少々注意が必要です。
本来仕事に見合った給与になっていないのであれば検討の余地はあるかもしれません。しかし単純に今の給与に不満を持っている人もいます。
仕事の割に過分な給与となる場合はその意見は取り入れる必要はありません。モチベーション向上とは別の課題になります。
いかがでしょうか。モチベーション向上はちょっとした工夫で可能となります。固定観念にとらわれずに取り組んでみましょう。
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