物流の仕事は専門性が強いものと思われます。何故なら多くの会社が物流業務をアウトソースしているからです。自社で簡単にできるのであればわざわざアウトソースしなくても済むのです。
その最たる業務が輸送ではないでしょうか。かつては自社でトラックを持ち社員が運転してものを運んでいた時代もありました。
しかし今や輸送はアウトソースが当たり前の時代になりました。安全面からもコスト面からも専業者にアウトソースした方が効果があるからです。
アウトソースするかどうかはともかくとして、荷主会社でも物流に関するプロフェッショナルスキルは不要であるということではありません。
輸送業務の原価構成はどのようになっているのかは自社が実際にトラックでものを運ぶ、運ばないに関係なく知っておいた方が良いでしょう。
まずは基本知識として物流6機能(輸送、荷役、保管、包装、流通加工、情報)に関する知識を身に付けておくことをお勧めします。
それぞれの機能の定義は何なのか、その機能の効率化のポイントはどういった点なのかなど、必要と思われる基礎を学んでおくと良いと思います。
物流の仕事に携わるからには「プロフェッショナルスキル」の習得が求められます。このプロフェッショナルスキルとはその仕事を行うあるいは管理するにあたって必要となる専門的なスキルのことです。
例えば経理部門であれば簿記の知識や会計の知識がプロフェショナルスキルです。人事部門であれば給与計算や社会保険の知識などはプロフェッショナルスキルであると言えます。
では6機能の内「輸送」に関するプロフェッショナルスキルにはどのようなものがあるでしょうか。いくつか例を挙げてみましょう。
・ 輸送モードとその特徴
・ クロスドックやプロセスセンターなどの物流拠点の種類と特徴
・ 鉄道輸送のしくみと料率の考え方
これらは一部に過ぎませんが、この項目はさらに細分化されることになります。そこでこれらの必要知識として何があるのか、まずは洗い出しを行うと良いと思います。
次回に続きます。
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