お客様起点のSCMはできていますか(3) SCMのリーダーと参謀

受注生産方式の場合にはお客様が発注されてから手元に届くまでが「発注リードタイム」ということになります。

たとえばオーダーメイドのスーツを発注した場合、それが手元に届くのが3日なのか、一週間なのかがお客様が気にするリードタイムだということになります。

どうしてもそのスーツが必要となる日に合わせて発注するでしょうから、それに間に合わないところには発注しないことになります。

ゴールデンウイークに家族旅行に出かけるために新車を購入する場合も同様です。そのタイミングまでに登録を含めて供給側で済ませられなければ受注にはつながりません。

供給側はものづくりのためのリードタイム短縮が求められます。と同時に調達リードタイムを短縮することも必要になります。

生地を調達し、ボタンを調達し、それを生産工程へと供給できなければスーツの仕立てはできません。お客様から注文がありそうな製品につかう材料をすべて保有できるのであれば問題ありませんが、それでは材料在庫がかなりの量となってしまい、現実的ではないかもしれません。

タイムリーに調達することもサプライチェーンマネジメントの重要ファクターになります。そのためには協力会社を育てるというプロセスが必要となるでしょう。

では誰がサプライチェーンをリードするのがふさわしいでしょうか。やはり一番はその製品をお客様に直接供給する立場の会社であると言えるでしょう。

通販会社やスーツの小売店、自動車販売会社など、お客様と直接やり取りできるところということになるでしょう。

ここで全体を見渡せる立場にある物流が噛みこんでいきたいものです。サプライチェーン全体のリーダーは最終ユーザーとやりとりする会社ですが、サプライチェーン上のさまざまな情報を入手できる物流はその参謀役になり得るはずです。

売れ筋商品や在庫の状況、メーカーの生産状況などを把握できる立場にある物流がぜひサプライチェーンの効率化と販売向上に寄与していきたいものです。


物流改革で「収益力向上!」「品質力向上!」「人財力向上!」 Kein物流改善研究所
http://www.keinlogi.jp/

本日開催です!「第五回メーカー・流通研究会」
今回のテーマは「メーカーの生産方式を理解せよ!
~客先で恥をかかせないための生産の基本中の基本を知ろう~」です。
ご期待ください!!
http://www.e-butsuryu.jp/seminars/419

Kein物流改善研究所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台17-1-218 

 

お問い合わせは下記アドレスまでお願いいたします。

 

email;sr-gs-fp-ks@khh.biglobe.ne.jp

 

対象地域

日本全国各地

 

お気軽にご相談ください

物流改善ブログ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に更新しています。

「収益向上に貢献する物流コスト改善のコツ」

http://blog.livedoor.jp/gz0210/

物流改善メルマガ

毎週月曜日、水曜日、金曜日に発信しています。

「会社収益がみるみる向上する!

 1分でわかる物流コスト改善の

 ツボ」

http://www.mag2.com/m/0001069860.html

お勧めサイト

経営コンサルタント探しの「経営堂」

「IT企業専門の会計士事務所」

山田経営会計事務所

http://www.cpayamada.jp/

プロセスと結果で時代の変化に対応する

株式会社キーロジ

http://www.key-logi.com/

Facebook

Twitter